3.【日本百名山】祖母山に挑む
どうも。
私、山に囲まれた所で育ってきたので登山好きなんですよね。
小さいころから山や海を駆け巡っていました。
大分に来てからは登山好きな友人と県内の有名な山をかなり登りました。
今回は未だ登ったことのなかった日本百名山の一つ、祖母山を登ってきました。
祖母山って知ってますか?
祖母山(そぼさん)は、大分県と宮崎県の県境にある標高1,756mの山である。宮崎県の最高峰であり[1]、日本百名山に選定されている。
祖母連山の主峰で、山頂部は大分県豊後大野市、竹田市および宮崎県西臼杵郡高千穂町の境にあり、山腹は熊本県、大分県及び宮崎県の3県にまたがる。祖母山自体の成因は隆起であるが、その元となる山地が火山活動によって形成されたため巨大な花崗岩が随所に見られ、低山部では渓谷、中高山部では断崖が多い地形である。
登る前日までこの山の存在を知らなかったです笑
当日の流れに沿って写真を載せていきます。
この日使ったレンズは
フジノンレンズ XC16-50mmF3.5-5.6 OIS II
キットレンズなんですが写りが良く、手放してないですね。少し暗いんですが発色が良くて好きです。
登山の参考にしたのはこのサイトです。
https://www.yamakei-online.com/yamanavi/yama.php?yama_id=1004
下記のサイトからは登山のルートが記されているPDFがあります。登山中は圏外になっていることが多かったので、PDFをダウンロードしていくと便利そうです。
また登山口に至る道順まで詳しく記載してあります。
http://takachiho-kanko.info/sightseeing/detail.php?log=1381220521
山のきれいな写真を見たい方は2.山頂近くから山頂からご覧ください。
1.登山口から山頂近くまで
今回は尾平登山道から宮原を通り祖母山に至るルートを通りました。
いくつかルートがあるらしいので興味があれば調べてみてくださいね。
予定時間は8時間。なかなかハードな登山です。
尾平登山道までは大分駅から1時間30分くらいです。
駐車場では500円支払います。
祖母山には9:30ごろに到着。気温は-2℃・・・この日の予想では最高3℃までしか上がらないようでした。
友人らとともに。
スタート地点の標高は600mらしく、かなり登ることになります。
この奥にトイレのある小屋があります。
この奥に見える山のうち、右側にあるのが祖母山です。ここを歩いてるときは遠い!と思いました。登る前はとても遠くに見えてしまう、登山あるあるですね。
しばらく歩いていくと河原沿いに。友人はインスタ映えを狙っています。
ここは宮原分岐と呼ばれているそうです。
なにが分岐かわからないままとりあえず橋を渡ることに。
橋が一本かかっていて、歩くだけでも上下に揺れ、波打つようでした。登りは天気が曇りだったので発色が悪いですね。晴れていた下山時の写真はこんな感じです。
川がとてもきれいで夏は泳ぐと気持ちよさそう。
びよんびよん揺れます。
橋を渡って杉が生い茂る林の中へ。
林を抜けると林道が出てくるので、そのまま林道を上がっていきます。
そしてまた杉林の中へ・・・
ここまでさらっと書いてますが、かなりの急こう配を登ってきたのできつめです。
そしてここからも角度がつらく、足に負担がかかる道が続きます。
広角側であおるようにして撮ったので、地面が大きく人や木が小さく見えます。広角はこういう変わった写真が撮れるのが楽しいですね。
これだけ杉があればスギ花粉の人はさぞつらいのでは・・・と考えながら登っていました。
登り始めて1時間半。
かなり傾斜がきつい登山道を上がってきて、息も上がり足もつらくなってきたころに見つけた立て看板。
皆で落胆していましたが登るしかありません!己を奮い立たせて歩きました。
一部このようにロープを使って登るところがあり、童心に帰った我々ははしゃぎながら登っていきました。
1200mを超えたあたりから少しずつ植物の種類も変わってきました。
細長い1-2mくらいの藪が増えてきました。
ここまで開けた景色は見えず、テンションも上がりきらないまま・・・
お互いを鼓舞しながら登ります。
1300mを超えたあたりからこのような尾根を歩くようになりました。少し景色は変わったものの相変わらず山並みのような開けた景色は見えず、また山の下から吹いてくる冷たい風に身を震わせながら歩いていました。
標高1400mを超えてくると少しずつ景色が開けてきました。
しかし曇りのため発色が悪い・・・!試しにモノクロで撮ってみると靄がかかった山並みと手前の木々の対比が上手く表現でき、大変エモい写真が撮れました。
これはすごく好きです。
この写真も好きです。
葉もない枝を写しただけですが血管みたいに見え、寒々しい冬の木々をうまく表現できたと思います。このとき本当に寒くて、少し雪が降っていました。
1500mを超えたあたりからやっと景色が開け始めました。眼前には雄大な山々が大きく裾を広げ、広大たる様を表していました。雲っていたので奥のほうは霞がかかっているようですね。
こんな絶壁のような尾根を渡って祖母山に向かいます。
2.山頂近くから山頂
1600mを越え、山頂の看板が見えてきました。
この山頂の看板が見えてからが!実に長い!毎回登山をしていて思います。
どの山もこの看板が見えたらすぐ着くんだという淡い期待をもってしまうと足元をすくわれます。
山頂に向かって登っていると不思議な光景を目にしました。
一部の気が地を這うように生えていました。風の影響なんですかね。ただ本当に不思議な景色だったので、感嘆の言葉しか出てきませんでした。
山小屋もあるようです。宿泊は無料になったとか。
山頂付近には遠くから桜のようなものが見えていたんですが、近づいてみてみるとまさかの樹氷でした。
登頂!
13時30分頃ついたので4時間で登頂しました。
樹氷が桜のようです。
奥の山々も美しい。
この時間帯から少しずつ晴れ始めました。
雲の合間から日が差し、写真のように淡い色でベールに包まれたような幻想的な山並みでした。とても、とても美しかったです。
あまりに寒くすぐに下山。
我々はぐるっと回るコースを知らなかったのでもと来た道を引き返していきました。
なのでまだ回っていないルートがあります・・・春か夏に再挑戦してもいいかな。
3.山頂から下山するまで
ここからは下山中に撮った写真をあげていきます。
登っている時と違い下りは少しずつ晴れてきました。
手前の巨大な岩は名前がついているんでしょうか。
この岩かなり大きかったのですが、山々に比べると小さいですね。人はなおさら。
この黄色い花はマンサクというらしいです。
たまたま開花時期と被っていました。
神々しい友人。
光の差し込みがたまらないですね。
光の入り方が完璧すぎる・・・
モノクロでも一枚。モノクロにすると霞がかかっている部分がエモい・・・
手前のくっきりした描写の木々はなだらかに霞んでいく。ああ、良い・・・
こういう写真、fujifilmっぽくて好きです。
これも上手く撮れた一枚ですね。
上下に三角形に広がって対比があり、真ん中で左右対称になっている構図です。
色味も淡く、夕方の、帰りが近くなってきたときのさみしさが出せています。
登り始めてから8時間40分。
暗くなる前に下山できました。
3時間弱で下ることができ、下りは楽でした。
かなり歩くので、歩きなれていない人にはきついかもしれません。
途中まで景色が開けず、きついこう配の坂を登るので苦しかったですが、景色が開けてから楽しめます。
体力のある方は是非是非登ってみてください!